潜伏期間7日間??水質検査必要かも?
梅雨前線や低気圧の停滞で九州豪雨を初め山形県では最上川が氾濫し多くの方々が浸水被害を受け、復興に向けて励んでおられる事と存じます。
また新型コロナウイルスの感染拡大が大都市圏(東京都・大阪府・愛知県・福岡県)等で増加し、地方都市にまで拡大しつつあります。『三密』(密閉空間・密集場所・密接場面)を避けるようにし、自己の感染を回避するとともに他人に感染させないように徹底しましょう。
そんな中、夏季(8月)に特に注意したいのが『食中毒』です。
厚生労働省が8月1日~8月31日の1ケ月間を『食品衛生月間』と定めています。
食中毒というと飲食店が思われがちですが、普段の食生活でも食中毒を引き起こすことがあります。
【カンピロバクター】という細菌で少量の菌数でも食中毒を発生します。
カンピロバクターは人や動物の腸内でしか増殖しない、熱に弱い、乾燥に弱いなどの特性を持っています。
カンピロバクター菌は一般に潜伏期間は1~7日間
と長く体内に留まるのが特徴です。
鶏肉・牛肉・豚肉などの生の状態や加熱不足の食材を避け十分に加熱された食材を摂取するように心掛けましょう。また不十分な殺菌による厨房施設や調理器具、井戸水・湧水及び簡易水道水を感染源とした水系感染などにも注意が必要です。
厨房施設などを少しでも衛生的に管理して頂くために、厨房施設内に設置してあるグリストラップ(油脂分離槽)などの汚泥吸引作業を行なっております。
またビル管理法に伴う水質検査11項目・水質検査16項目・消毒副生成物12項目や
食品製造用水26項目などの依頼も受け賜わっております。
食中毒菌を『付けない・増やさない・やっつける』の予防ポイントをチェックしてみてはいかがでしょうか?
厨房施設:油脂分離槽 汚泥吸引作業の様子